中国と北朝鮮を結ぶ交通の要衝「鴨緑江大橋」の長期補修工事が延期されたことが明らかになった。北朝鮮の繰り返しの延期要求を中国が飲んだ形だが、橋をめぐる両国の意見は対立したままだ。
平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、補修工事は今月20日から40日間行われる予定だったが、工事開始を目前にして延期された。
工事は中国当局が行うことになっているが、北朝鮮当局は「貿易に支障が出る」との理由で、工事開始の延期を要求していた。同時に北朝鮮は、工期の短縮、つまり「速度戦でやれ」と要求している。