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「つい最近、咸鏡北道の『9軍団』の各部隊に、『保衛大学(平壌に位置する4年制の幹部養成大学)』を卒業したばかりの『保衛司令部』の新米将校が一人ずつ配置された。彼らは既に活動している保衛部の指導員と同等の権限を持ち、部隊内の戦闘動員体制、思想動向、汚職事件などを検閲している。調査結果は、保衛部とは別のルートで軍団指導部に報告する。部隊内で寝泊まりしながら、2か月ごとに所属部隊を移す予定だという」。

「保衛司令部」とは何か

朝鮮人民軍には指導者・金正恩氏や朝鮮労働党の指示に服従しているかを監視し、反乱の芽を未然に摘むためのシステムが存在する。

その一端を担うのが情報組織(思想警察)の「国家安全保衛部」であり、冒頭の「保衛司令部」である。双方とも軍と同様の階級制を敷く。