北朝鮮の原子力研究院は17日、「黒鉛減速炉(原子炉)から取り出した使用済み核燃料を再処理した」として、寧辺(ニョンビョン)の核施設で核兵器の原料となるプルトニウムを新たに生産したことを表明。核実験は中断しないとし、濃縮ウランの核兵器利用も明言した。共同通信の取材に書面で回答した。
原子力研究院はまた、核弾頭の「小型化、軽量化、多種化」を達成して水爆保有に至ったとも主張しているが、プルトニウムや濃縮ウランの生産量については明らかにしていない。
一方、同院は電力不足を解決するため軽水炉原発の建設を進めるとし、出力10万キロワットの実験用軽水炉の建設を推進していると明らかにした。