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先日、韓国への亡命を果たしたロンドン駐在の太永浩(テ・ヨンホ)北朝鮮公使。「北朝鮮外交官の中では最高位クラスの亡命」と言われているが、太公使も夫人のオ・ソネ氏も「北朝鮮の貴族」と言うべき、抗日パルチザンの血筋だ。

韓国の中央日報によると、太公使の父は、故金日成主席が抗日パルチザン活動を行っていた時代に伝令兵を勤め、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の大将まで上り詰めた太炳烈(テ・ビョンリョル)氏だ。

また、兄の太炯哲(テ・ヒョンチョル)氏は党中央委員会委員で、金日成総合大学の総長だ。2011年に行われた金正日総書記の国喪では、国家葬儀委員長を務めている。

金正日氏の通訳

太公使の経歴も華々しい。高校時代に元人民武力部長の呉振宇(オ・ジヌ)氏の息子など、パルチザン2世たちと共に中国に留学し、中国語と英語をマスターしている。帰国して平壌国際関係大学に進学、卒業後は外務省8局に配置された。