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ヒラリー・クリントン氏の外交ブレーンであるウェンディ・シャーマン元国務次官も5月、米ワシントンDCで行われた朝鮮半島関連セミナーの昼食会で発言し、「北朝鮮で内部崩壊またはクーデターが起こる可能性を想定するのは不可欠であり、韓国と米国、中国、日本が速やかに協議を行うべきだ」と述べている。

正恩氏は「深夜の走り屋」

もっとも、北朝鮮でクーデターを起こすのがいかに難しいかは、誰もがわかっているはずだ。軍幹部といえども、同窓会レベルの人脈作りすら許されておらず、実際に1990年代には「血の粛清」が行われている。

(参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件

だから米韓も、北朝鮮内部ですぐに大きな変化が起きるとは考えていないだろう。それでも正恩氏の孤立感を深め、疑心暗鬼へ導き、ストレスを増大させることはできるかもしれない。