北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は14日、韓国空軍が空対地ミサイル「タウルス」の導入を進めていることを巡り、ミサイルの供給国であるドイツに対し、韓国への「販売を直ちに中止すべき」と求めた。朝鮮中央通信の質問に答えた。
報道官は、「ドイツの行為は紛争地域に対する武器輸出を禁止した国内法まで無視して世界最大のホットスポットである朝鮮半島の情勢をより激化させる反平和的行為となる」と指摘した。
さらに、ドイツが「二度の世界大戦を起こして人類にはかり知れない災難を被らせたことに対して重ねて謝罪し、分裂の苦痛を直接なめた」ことに言及。
その上で「ドイツが国際舞台で『より大きな責任』を担おうとするなら、朝鮮半島情勢に対する正しい見解を持って慎重に行動すべき」と主張している。
タウルスは、射程距離が500キロ以上ある長距離巡行ミサイル。韓国空軍はF-15K戦闘機に搭載する予定で、韓国中部の大田(テジョン)上空から発射しても、平壌の重要施設を精密攻撃できる。
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