丹東の対北朝鮮情報筋によると、今回の工事は単純な補修ではなく、橋の安全性診断まで含めた本格的なもので、工事期間は40日に及ぶ。中朝貿易の物量の約7割が通過するこの橋が長期間通行止めになると、北朝鮮に甚大な影響が生じることが予想される。
北朝鮮は中国に対して、工期の短縮と、工事開始を8月15日以降に延期することを要求しているが、受け入れられたかはわからない。
今回の補修工事だが、その裏側には中国の別の思惑が見え隠れする。
この鴨緑江大橋から下流10キロのところに、「新鴨緑江大橋」が2014年10月に完成しているが、未だに使用できない状態が続いている。北朝鮮当局が、接続道路や税関などの整備を全く行っていないからだ。
両国の合意に基づき、橋本体の建設は中国当局が行ったが、北朝鮮側の付帯設備に関しては北朝鮮当局が行うことになっている。ところが、北朝鮮はその部分まで中国にやってほしいと要求している。
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