聯合によれば、国民を取り締まる組織「312常務」が職場や居住地から離脱した住民を逮捕し、強制労働に投入する活動を行っているという。
それにしても恐ろしいのは、金正恩体制が庶民に対して容赦なく牙をむいていることだ。正恩氏の叔父である張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長の処刑や、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力部長の粛清は、権力闘争の一環だったと見ることもできる。
(参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認)だが、外国のドラマを観ただけで銃殺とは、あまりに残忍すぎる。また、銃殺まではされずとも、拷問や投獄などの虐待を受けている人の数ははるかに多いだろう。