こうした情報を見て気づくのは、脱北に対する締め付けの厳しさだ。聯合は言及していないが、4月に中国で発生した北朝鮮レストラン従業員らの集団脱北を巡っても、公開処刑が行われたとの情報がある。
(参考記事:金正恩氏、美人ウェイトレスの集団脱北で「公開処刑」を指示か)女子大生の悲劇
脱北というのは、言ってみれば体制に対する究極のサボタージュだ。金正恩体制は「70日戦闘」「200日戦闘」といった大増産運動を相次いで行い、国民が国家の言うとおりに動く秩序の再構築をねらっているようだが、脱北は、それに対する反抗とみなされているのかもしれない。