北朝鮮当局は山林保護という理由で、薪を集めるために山で草を刈ったり木の枝を拾っていた子どもや老人を集中的に取り締まり、住民の反発を買っている。
当局は今年の初春、禿山になった山を森に戻すために、段々畑(山の斜面に作った畑)を潰して、苗木を植えた。しかし、住民たちは冬用の薪を集めるために、木を切ったり、苗木を抜いていたことがわかり、当局が取り締まりに乗り出した。
両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、恵山(ヘサン)市城後洞(ソンフドン)の山で、草刈りをしていた60代の老人が、山林保護員に咎められ、鎌を振り回し、山林保護員に怪我を追わせる事件が起きた。