例えば、現在、リオデジャネイロで行われている五輪に派遣されている崔龍海(チェ・リョンヘ)氏は、女性問題などで数々のスキャンダルを起こしてきたにもかかわらず、失脚と復活を繰り返してきた。政治家としてよりも、白頭の血統を象徴する存在として不可欠なのかもしれない。
(参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル)信念捨てれば歴史のゴミ
一方、パルチザン2世といえど決して安泰とはいえないようだ。彼らを代表する呉振宇(オ・ジヌ)前人民武力部長の息子である呉日晶(オ・イルチョン)氏、故金日成氏の護衛司令官を務めた呉白龍(オ・ベクリョン)氏の長男で呉琴鉄(オ・グムチョル)氏、そして次男の呉鉄山(オ・チョルサン)氏の朝鮮労働党内における地位が低下したという分析が韓国メディアから出ている。
(参考記事:金正恩氏「パルチザン2世」をけん制か…相次ぐ降格)こうした動向を裏付けるものとして、朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は昨年11月、「革命の信念は自然に遺伝されるものではない。