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朝鮮労働党の幹部や富裕層の間では、風邪予防程度のクスリととらえ、なかには「ダイエット目的」で覚せい剤を使用する女性が急増しているという驚くべき情報もあるぐらいだ。こうしたことから覚せい剤は、ワイロとして十分に価値があるようだ。

(参考記事:北朝鮮女性の間で「覚せい剤ダイエット」が流行中

人気の精力剤

さらに、北朝鮮幹部やトンジュ(金主)と呼ばれる新興富裕層の男性の間で、最近人気を呼んでいるワイロが「熊胆」(クマの胆嚢)だ。

熊胆は、肝臓病や胆石に効果のある漢方薬として、古来から珍重されてきた。しかし、熊胆を採取するツキノワグマやヒグマの輸出はワシントン条約で規制されている。