北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は31日、署名入りの論評を通じて、「米国の『THAAD』配置の要求に従順であったことによって、南朝鮮のかいらいはおびただしい損害だけを被っている」と主張した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、ラオスで行われたASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議で、中国が韓国に対して、冷淡な表情で不満の気色を露骨に表したとしながら、「南朝鮮のかいらいはひどい冷遇と侮辱だけを受けて脂汗を流し、憔悴(しょうすい)切ったざまで帰らざるを得なかった」と指摘。
そのうえで「親米屈従外交がもたらした必然的帰結である」としながら「冷遇と侮辱、報復を受けるのは自主的筋金がなく、諸大国の間で卑劣に生きる者に与えられる当然なもてなしである」と、韓国政府を罵倒した。
朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。