もっとも、心理戦を行っているのは、北朝鮮だけではない。米韓は昨年来、正恩氏らに対する「斬首作戦」を導入する動きを見せ、北朝鮮から本物の反発を誘った。正恩氏はさぞや怒り、不安を募らせたことだろう。
(参考記事:米軍が「金正恩斬首」部隊を韓国に送り込んだ)また、米国が人権問題で正恩氏を追及する姿勢を強めていることもまた、彼を不安にさせているかもしれない。
(参考記事:ねらわれる少女、アキレス腱を切られる労働者…北朝鮮人権報告 )韓国の国家情報院(国情院)は1日、北朝鮮の金正恩党委員長の体重が130キロと見られるとの分析を示した。もともと太目だった正恩氏の体型の変遷を検証すると、2013年8月あたりから本格的に太り始める。粛清という刀を振り回して暴走を始めた時期と、急激に肥満度が高まる時期が一致するのだ。
(参考記事:【写真で振り返る】金正恩氏、年々高まる肥満度…髪型にも変化が)恐怖政治を激化させる中で、なんらかの猜疑心やストレス、プレッシャーにさい悩まされたことが極度の肥満をもたらした可能性は充分にある。