北朝鮮が先日、弾道ミサイル3発を発射したことをめぐり、米国は「国連安全保障理事会決議の明白な違反だ」と糾弾した。これに対して、北朝鮮の外務省代弁人(スポークスマン)は21日、朝鮮中央通信社とのインタビューを通じて「言い掛かりをつけた」と反発した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

同通信によると、外務省スポークスマンは「米国でホワイトハウスと国務省、国防総省の公式人物がいわゆる国連安保理『決議違反』だの、『挑発』」だのというほらを吹いている」と反発。

続けて「米国が今回の合同軍事演習を契機に行おうとする火遊びが、核戦争の導火線に燃えつかないという保証はどこにもない」と8月に行われる米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を非難した。

さらに「米国に便乗しようとする一部の国々も、事態の本質をはっきり知り、公正な立場を取ることによって、朝鮮半島と世界の平和と安全保障に寄与すべきであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 わが軍隊の弾道ロケット発射訓練に言い掛かりをつけた米国を糾弾

【平壌7月21日発朝鮮中央通信】共和国外務省のスポークスマンは、米国がわが軍隊の弾道ロケット発射訓練に言い掛かりをつけたことに関連して21日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊が行った弾道ロケット発射訓練について、米国でホワイトハウスと国務省、国防総省の公式人物がいわゆる国連安保理「決議違反」だの、「挑発」だのというほらを吹いている。

わが軍隊の定期的な軍事訓練に言い掛かりをつける米国の行為は、盗人猛々しいと言わざるを得ない。

米国は他国に言い掛かりをつける前に、各種の戦略資産を南朝鮮に送り込んで核でわれわれを重大に脅かしていることに対してまず、振り返って見なければならない。

絶えず続く米国の武力増強策動と核戦争演習騒動こそ、朝鮮半島の平和と安全を害する本当の脅威であり、国連憲章と国際法に対する明白な違反である。

他人の家に飛び込んだ強盗が先に家主に文句をつけるというふうに、米国がわれわれの正々堂々たる自衛的対応措置に対する非難劇を演じていること自体が、われわれに対する許せない挑発となる。

米国は来る8月の「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習を控えて、朝鮮半島で緊張状態を持続的に激化させている。

米国が今回の合同軍事演習を契機に行おうとする火遊びが、核戦争の導火線に燃えつかないという保証はどこにもない。

スポークスマンは、米国がわれわれの重なる警告にもかかわらず、朝鮮半島で火遊びをしようとするなら、即時的で無慈悲なせん滅的核の洗礼を受けることになるであろうと警告した。

また、米国に便乗しようとする一部の国々も、事態の本質をはっきり知り、公正な立場を取ることによって、朝鮮半島と世界の平和と安全保障に寄与すべきであろうと強調した。

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