そんなことをすれば、どういう仕打ちに遭うかわかりきっているため、ワイロをつかませて黙らせているのだ。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の別の取材協力者は、民間がコチェビを使って生産量を増やせば、国営工場の製品がますます売れなくなるから、当局が商売の邪魔をしているのでは、と見ている。
実際、市場で売られている菓子の半分以上は個人業者が製造したもので、値段も安く、質も国営工場製よりいい。
それを市場から追い出すとは、どう考えても理不尽だ。取材協力者は今回の取り締まりを「保安員にワイロ稼ぎのチャンスを与えただけ」と見ている。