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工場主は手軽に労働力を確保でき、コチェビは収入と食事、寝床まで得られるため「ウィン・ウィン」の関係と言えるが、当局が「コチェビなどの住所不定者を雇ってはならぬ」と言い出し、取り締まりを開始した。

取り締まりを正当化する当局の理屈は、「労働力を搾取する資本主義の形態だから」というものだ。

たしかに北朝鮮の刑法では、民間人が人を雇用することも、企業を経営することも違法となっている。誰も守らない、守りようのない有名無実化した法律を、当局は都合よく使っているのだ。

それに対して北朝鮮内部にいるRFAの取材協力者は「労働者を外国企業で働かせるのも、労働力の搾取ではないのか」と反発する。また、住民の間からも「国がコチェビの面倒を見ないのに、面倒を見たからと取り締まるとはどういうことだ」との声が上がっているという。

だからといって当局に直接文句を言うわけではない。

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