北朝鮮の外務省の代弁人(スポークスマン)は11日、「米国の軍事的動きが朝鮮半島の情勢を極点に追い込もうとしている」と非難する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が配信した。

談話では、米国が模擬打撃訓練を実施する計画を発表したことに対して、「朝鮮半島に核戦争の暗雲をもたらすことを画策しており、そのための実践的段階に進入したということを示している」と指摘した。

さらに、「(米国は)朝鮮半島を核戦争場に転変させ、これを通じて侵略的なアジア太平洋戦略を本格的に実現してみようとしている」としながら「米国が高高度ミサイル防衛システム『THAAD』を南朝鮮に配備すると公式に決定したことも、このような脈絡から成されたものである」と主張した。

そのうえで、「米国のこのような策動によって朝鮮半島と地域で平和と安全が甚だしく脅かされており、核戦争の危険は目前の現実に迫っている」としながら「米国があくまでも朝鮮半島で核戦争を挑発する場合、必ず米国が先に核の火の洗礼を受けるであろう」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人、朝鮮半島を核戦争の惨禍の中に追い込もうと狂奔する米国に警告

【平壌7月11日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、朝鮮半島の情勢を極点に追い込もうとする米国の軍事的動きが日を追ってひどくなっていることに関連して11日、談話を発表した。

米国はすでに、「ジョン・ステニス」号と「ロナルド・レーガン」号原子力空母打撃団と「ミシシッピ」号原子力潜水艦、B52H戦略爆撃機をはじめとする各種の戦略資産を南朝鮮周辺に引き入れ、最近は米本土にある第169戦闘飛行団所属F16戦闘機12機を南朝鮮の烏山空軍基地に配備してわれわれの主要軍事対象物に対する模擬打撃訓練を実施する計画を発表した。

スポークスマンは、これは米国が8月、南朝鮮のかいらいと共に行う合同軍事演習を契機にしてなんとしても朝鮮半島に核戦争の暗雲をもたらすことを画策しており、そのための実践的段階に進入したということを示していると主張した。

また、米国は時代錯誤の対朝鮮敵視政策と荒唐無稽(けい)な世界制覇戦略の実現に狂ったあげく、朝鮮半島を核戦争場に転変させ、これを通じて侵略的なアジア太平洋戦略を本格的に実現してみようとしていると暴露した。

そして、米国が高高度ミサイル防衛システム「THAAD」を南朝鮮に配備すると公式に決定したことも、このような脈絡から成されたものであると暴いた。

さらに、米国は共和国を第1次的攻撃目標にして侵略的な戦争演習と武力増強、軍事ブロックのつくり上げに狂奔すると同時に、アジア太平洋地域で軍事的覇権を維持し、支配主義的野望を実現してみようと試みているとし、次のように強調した。

米国のこのような策動によって朝鮮半島と地域で平和と安全が甚だしく脅かされており、核戦争の危険は目前の現実に迫っている。

われわれは、朝鮮半島を核戦争の惨禍の中に追い込もうとする米国のヒステリックな策動を絶対に袖手傍観せず、国と民族の自主権と尊厳、平和を守るための自衛的対応措置をより強力に取っていく。

米国があくまでも朝鮮半島で核戦争を挑発する場合、必ず米国が先に核の火の洗礼を受けるであろう。

    関連記事