軍事境界線に近いため、昼間でも韓国のラジオ局をクリアに聴取できるが、ラジオ受信機を買えるのはごく一部の住民のみ。テレビを見ようにも、電気もない。ナイナイづくしの生活だ。
国連人口基金(UNFPA)の調査によると、2014年の北朝鮮の上水道普及率は82.1%だ。しかし、実際はこれよりはるかに低いものと思われる。マンションの場合、電力難でポンプが使えず、水道が使えない場合が多いからだ。
残りの10.5%は井戸、4.1%は湧き水、2%は共同水道を利用しているとのことだ。
北朝鮮の水道政策は農業用水の確保に重点が置かれており、一般家庭の水道施設は非常に立ち遅れているとの指摘がなされている。