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日本のメディアでは、北朝鮮が不可解な軍事行動に出る度に「軍部の暴走」や「軍部のクーデター」などとフィクション紛いの説が唱えられるが、ここ数年の間に軍幹部に対する粛正・処刑や、統制が強まっているのである。これは、1990年代に起きた血の粛清事件以来のことだ。

(参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件

では、金正恩氏が軍事優先から脱却しようとしていると見ることもできない。