その様子は北朝鮮メディアで公開されており、基本的に軍服姿の朝鮮人民軍の幹部が周囲を固めていた。朝鮮労働党幹部がスーツ姿で混じることはあるが、軍服姿の幹部のみのケースが多い。軍を優先する「先軍政治」を象徴するセレモニーとも見られていた。
ちなみに本来、政治将校で生粋の軍人とはいえない崔龍海(チェ・リョンヘ)氏は、わざわざ軍服で参拝することもあった。正恩氏の側近の一人だが、「変態性欲者」であるとの情報もあり、その評判は軍の内外を問わずきわめて悪い。それだけに、あえて軍服を着ることによって自らの権威を誇示したかったのかもしれない。
(参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル )異変が生じたのは今年の光明星節(2月16日)からだ。