北朝鮮の政府代弁人(スポークスマン)は6日、核問題に関する声明を発表。同日、朝鮮中央通信が配信した。

声明は、米韓が北朝鮮の非核化を対話の前提にしていることに対して「朴槿恵一味は『先北の非核化』を万能の哀願の方便に持ち出してあちこちを奔走し、機会あるたびにわれわれに対する制裁と圧迫共助を頼むためにさまざまな醜態を演じている」と非難。

そのうえで「われわれが主張する非核化は朝鮮半島全域の非核化であり、これには南の核廃棄と南朝鮮周辺の非核化が含まれている」と主張した。

さらに「米国とかいらい一味が朝鮮半島の非核化過程を挫折させた」としながら、次のように強調した。

われわれの原則的な要求にあくまでも顔を背けるなら、時間が経つほどわれわれの核は質量共にいっそう強化され、その威力は想像できない高度化の境地に達するということを銘記すべきである。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮政府代弁人「北の非核化」詭弁は朝鮮半島非核化の前途をより険しくするだけだ

【平壌7月6日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第7回大会では、アメリカによって強要されている核戦争の危険を強大な核抑止力に依拠して根源的に終息させ、地域と世界の平和を守り、敵対勢力が核でわれわれの自主権を侵害しない限り、先に核兵器を使用しないであろうし、国際社会に対して担った核拡散防止の義務を誠実に履行し、世界の非核化を実現するために努力するという政策的立場を明確にした。

すでに、共和国はその貫徹のための新たな段階の闘いに進入した状態である。 しかし、米国と南朝鮮当局をはじめとする反共和国敵対勢力は依然として、共和国の核が朝鮮半島と世界の平和に対する「脅威」になる、「北の非核化」が先行される前にはいかなる問題も解決されない、などという詭(き)弁だけを執ように並べ立てて内外の世論を甚しく汚している。

朝米間に停戦協定を平和協定に変えることに関する共和国の建設的提案も、「先北の核放棄」という荒唐無稽(けい)な前提条件を持ち出して拒否している一方、北南関係の改善と祖国統一のためのわれわれの誠意ある提案と対話努力に対しても「先北の非核化」主張で正面切って挑戦している。

特に、朴槿恵一味は「先北の非核化」を万能の哀願の方便に持ち出してあちこちを奔走し、機会あるたびにわれわれに対する制裁と圧迫共助を頼むためにさまざまな醜態を演じている。

朝鮮民主主義人民共和国政府の代弁人は6日の声明で、これは朝鮮半島非核化の本末を完全に転倒した愚かな行為であり、核の戦犯が自分らの正体は隠してわれわれの核放棄を強要してみようとする笑止千万な妄動であると糾弾した。 声明は、われわれが主張する非核化は朝鮮半島全域の非核化であり、これには南の核廃棄と南朝鮮周辺の非核化が含まれていると明らかにした。

声明は、米国とかいらい一味は朝鮮半島の核問題を生じさせて悪化させてきた主犯として、いわゆる「北の非核化」について騒ぎ立てる初歩的な資格も、メンツもないとし、米国とかいらい一味が朝鮮半島の非核化過程を挫折させたことについて暴露した。

声明は、米国と南朝鮮当局が朝鮮半島の非核化に一抹の関心でもあるなら、次のようなわれわれの原則的要求から受け入れるべきだと闡(せん)明した。 第一に、南朝鮮に引き入れて是認も否認もしない米国の核兵器からすべて公開すべきである。

第二に、南朝鮮からすべての核兵器とその基地を撤廃し、世界の前で検証を受けなければならない。

第三に、米国が朝鮮半島とその周辺に随時展開する核打撃手段を二度と引き込まないという保証をしなければならない。

第四に、いかなる場合にも核で、核が動員される戦争行為でわれわれを威嚇、恐喝したり、わが共和国に反対して核を使用しないということを確約しなければならない。

第五に、南朝鮮で核の使用権を握っている米軍の撤退を宣布しなければならない。

声明は、次のように強調した。

米国と南朝鮮当局が本当に、朝鮮半島の非核化と核兵器のない世界、平和な世界を志向するなら、このようなわれわれの正当な要求を受け入れられない何の理由もないであろう。

このような安全保証が実際に遂げられるなら、われわれもやはりそれ相応の措置を取ることになるであろうし、朝鮮半島非核化の実現において画期的な突破口が開かれるであろう。

われわれはこの機会に、朴槿恵をはじめ南朝鮮の当局者らにも目前の現実をはっきり見て、上司と相づちを打ちながら「北の非核化」で逃げ道を探そうとこれ以上小細工を弄しないことを忠告する。

われわれの原則的な要求にあくまでも顔を背けるなら、時間が経つほどわれわれの核は質量共にいっそう強化され、その威力は想像できない高度化の境地に達するということを銘記すべきである。

朝鮮半島の非核化は全的に、米国と南朝鮮当局の態度と行動いかんにかかっている。

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