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恵山で食堂を経営した経験がある脱北者は、「私が経営していた食堂にも人が多かった。けれども、一般の住民はほとんど来ないで幹部や中国人、または彼らと取り引きしている人が主に来ていた」と話した。

この脱北者は、「平壌ではコメが1キロ2300ウォンするそうだが、一般の住民の中に、お金を持ってきて口に合わない料理を買って食べる人がいるだろうか」と言い、「きっと、党の幹部やお金持ちの外貨稼ぎをしている人たちがこの店によく来るのだろう。一般の住民にとっては夢のような話」と語った。

また、4日に中国の温家宝首相一行の平壌訪問に同行して取材をした香港の日刊紙サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)のクリスティン・クォク(Kwok)記者は、「隠遁の王国での生活」という2回に渡って連載された取材記事で、このファストフード店は英語表記を全く使っていないと伝えた。

クォク記者は「7日に金日成大学に近いクムソン交差点の建物の2階で見つけたハンバーガー店は、英語や韓国語の看板は全くなく、1階の入口にある小さな照明ボックスにハンバーガーとフレンチフライの写真が唐轤黷トいただけだった」と説明した。

さらに、「緑色の壁紙や黄色いプラスチックの椅子など、内部のインテリアは世界のどの国にもありそうなファストフード店と同じだったが、店ではハンバーガーやマクドナルド、コカコーラなど英語を使っていなかった。その理由は、北朝鮮の住民は西欧化されたものは何であれ、堕落したものと考えているから」と説明した。