北朝鮮の金正恩党委員長が、学校視察現場でタバコを吸っていたことが明らかになった。

北朝鮮の国営メディアは3日、金正恩氏が新しく建設された平壌中等学院を現地指導した記事を配信。朝鮮中央通信や労働新聞などの写真を見る限り、正恩氏が喫煙しているような様子は見られない。

体育館や廊下でも

しかし、同日に朝鮮中央テレビが放映した現地指導の写真では、正恩氏が手にタバコを持ったまま学校内を見まわる写真が複数含まれていた。

タバコを手に平壌中等学院を現地指導する金正恩氏(朝鮮中央テレビより)
タバコを手に平壌中等学院を現地指導する金正恩氏(朝鮮中央テレビより)

北朝鮮当局は最近、大々的な禁煙運動に乗り出し、テレビでも禁煙に成功した夫婦や、禁煙に効果のある薬を紹介するなど、禁煙広報番組を放送している。

タバコを手に平壌中等学院を現地指導する金正恩氏(朝鮮中央テレビより)
タバコを手に平壌中等学院を現地指導する金正恩氏(朝鮮中央テレビより)

金正恩氏は、3月15日に弾道ミサイル発射実験場で喫煙する姿が報道されて以降、喫煙する姿が見られず、禁煙に成功したのではないかと憶測されていた。しかし、5月30日に保健酸素工場の視察の際にタバコを手に持っている姿が公開され、憶測が打ち消されていた。

タバコを手に平壌中等学院を現地指導する金正恩氏(朝鮮中央テレビより)
タバコを手に平壌中等学院を現地指導する金正恩氏(朝鮮中央テレビより)

平壌のデイリーNK内部情報筋によると、正恩氏は最近「平壌市民は文明的な生活様式に合わせて生きるべき」「タバコの煙で平壌市の環境を汚染させる現象をなくせ」という指示を下したというが、本人はまったく禁煙するつもりはないようだ。

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