既に客観的な歴史資料などから、北朝鮮の数々のねつ造は暴かれている。このようなねつ造は、北朝鮮国内においては、徹底的に隠蔽することができるだろう。しかし、日本をはじめ海外に現存する過去の資料までに手が届くはずもなく、北朝鮮の過去のウソは容易に暴くことができる。
(参考記事:金正恩「処刑部隊」トップに「旧日本軍の血統」説が浮上)女子学生でも政治犯収容所送り
金正恩党委員長の偶像化を進めるうえで、最大のアキレス腱となるのが、実母の高ヨンヒ氏。彼女の生まれ育ちをはじめとする出自について、公式にはほとんど触れられない。やはり、大阪の鶴橋で生まれ育った在日朝鮮人だという経歴が、「国母」として相応しくないのか、神格化に難航しているようだ。
(関連記事:金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈…偶像化に立ちはだかる実母「高ヨンヒ」)そんな中、金正恩氏の偶像化に疑問を持つ人が増えつつあり、北朝鮮当局が弾圧と言っても過言でないほど力で抑えつける事件が発生したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えてきた。