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国連安全保障理事会は23日、北朝鮮による中距離弾道ミサイルの発射を「強く非難する」との報道声明を発表した。報道声明に法的拘束力はないが、原則として15カ国の全理事国の賛成が必要で、国際社会の一致した対応が示された形だ。

声明では北朝鮮が「成功した」とする22日の発射だけでなく、4月21日~5月31日にかけてのミサイル発射にも「深刻な懸念」を表明。「度重なる発射は安保理決議による北朝鮮の国際的な義務への深刻な違反」であるとし、核実験を含むさらなる挑発行為を控えるよう北朝鮮に求めた。国民が困窮するなか、北朝鮮がミサイル開発に資源を集中させていることも批判している。

また、193カ国のすべての国連加盟国に対し、安保理が3月に決めた北朝鮮に対する追加制裁決議を「十分に履行する努力を倍増するよう求める」とした。