中谷元防衛相は22日午後、2発目の弾道ミサイルの飛行を分析した上で、日本に届く可能性があるとの見方を示した。「日本に飛来するミサイルの種類が増える。日本の安全保障上、強く懸念する」と語った。
ムスダンは射程2500キロ~4000キロ。発射に成功すれば日本全土だけでなくグアムも圏内に入る。
金正恩氏は相当数の中距離弾道ミサイルに核弾頭を装着。発射動向の把握が難しい移動式発射台に載せ、地下トンネルなどに隠すなどして、米軍などの攻撃に対する生存性を高める狙いと見られる。
北朝鮮はまた、隠密性の高い弾道ミサイル潜水艦の開発も進めており、これらが実戦配備されることになれば、東アジアの安保環境に大きな影響を与えることは必至だ。