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金正恩党委員長は、朝鮮労働党第7回大会で提示した経済発展5ヵ年戦略で電力問題を主要課題として取り上げるなど、電力不足は北朝鮮経済の足を引っ張っている深刻な問題だ。

足りない電力を分けあって使うため、北朝鮮では「計画停電」ならぬ「計画送電」が行われる。

田植えのシーズンを迎え、農作業に必要な電気を確保するため、農場にばかり電力を送る。そうなると、都会には朝と夜ぐらいしか電気が供給されない。

こうしたなか、例外が平壌市と元山市だ。電気の供給時間は20時間にも達するという。この情報筋は、元山の商人からこの話を聞いたという。

元山市だけが特別扱いされる理由は何なのか。情報筋は「金正恩氏の故郷だから」と説明する。