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北朝鮮による拉致の疑いが否定できないとされる特定失踪者の1人で、福井県出身の男性が今月上旬、国内で見つかり家族と再会した。男性を保護した福井県警によれば、「拉致の可能性はない」という。

民間団体の特定失踪者リストは現状でも300人近くが公開されており、今後もこうしたケースが続く可能性がある。そして、それとはまったく逆に、拉致被害者と家族との再会が遠のいてしまうことが懸念される。

「核の暴走」の裏に人権問題

北朝鮮は2月12日、日本が対北独自制裁を決めたことに反発し、拉致被害者などに関する包括的な調査を全面的に中止すると宣言した。