代金を踏み倒されても補償がなされないなど、リスクは高かったが、それでも北朝鮮との取引を続ける中国の業者は少なくなかった。それだけ儲かるということだろう。
(参考記事:北朝鮮とのビジネスは「ハイリスク」…代金未払いも続出)しかし、支払いの滞りが続発し、中国の貿易業者は従来の代金後払いから、先払いに変えるよう求めるようになった。
総理も金欠
北朝鮮の貿易会社も、代金を支払おうにも平壌の貿易銀行の外貨準備は底をつきつつあり、資金繰りが非常に困難になってしまった。貿易会社の社長たちは「銀行は役立たず。ヤミ金から借りたほうがマシだ」などとブツクサ言っているという。