国連安保理で対北朝鮮制裁が決議されてから3ヶ月あまり。その効果は、北朝鮮のフトコロを直撃している。著しい外貨不足で、貿易代金の支払いが滞り、中国の業者から背を向けられつつあるのだ。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、貿易代金の支払いが滞りだしたのは4月中旬ごろから。品物を受け取ってから15日以内に代金を支払うのが慣例だったが、今では1ヶ月以上経っても払えないケースが続出している。

北朝鮮の貿易会社は、合法的な貿易に加えて、武器、海産物などの密輸で資金を確保し、貿易代金の決済に当てていた。しかし、中国が制裁破りや密輸を厳しく取り締まるようになり、資金繰りが苦しくなった。

外貨が払底

中朝貿易においては、北朝鮮側が中国の業者に契約条件を押し付ける「殿様商売」が行われてきた。

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