北朝鮮政府・政党・団体連席会議(9日開催)の参加者は10日、米国に公開書簡を送った。同日、朝鮮中央通信が配信した。

公開書簡は、「(米国は)不穏当な主張と好戦的な行動で平和と統一へ向かった歴史の流れをあくまでも阻んでおり、それに追随勢力まで引き入れている」と糾弾しながら、次のように主張した。

1.米国はこれ以上、そのまま強行されてはいけない対朝鮮敵視政策を廃棄する勇断を下さなければならない。

2.情勢緊張の禍根である南朝鮮に対する武力増強策動と北侵戦争演習を直ちに中止し、朝鮮半島の真の平和と安全を保障するための新しい旅程に入らなければならない。

3.米国はわが民族内部問題に介入して対決を助長し、自主的統一を阻む愚かな行為をこれ以上、してはいけない。

さらに「米国に送るわれわれの警告が決して、空言ではないということを歴史と時間がはっきりと証明するであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮政府・政党・団体連席会議の参加者が米国は朝鮮人民の志向と大勢の要求を直視して重大決断を下すべきだと強調

【平壌6月10日発朝鮮中央通信】共和国政府・政党・団体連席会議の参加者が10日、アメリカ合衆国に公開書簡を送った。

書簡は、平和な世界で民族万代の繁栄を成し遂げ、統一された富強な祖国を建設しようとするのは朝鮮人民の確固不動の志向、要求であると強調した。

最近、開催された歴史的な朝鮮労働党第7回大会で新しく打ち出された祖国統一の路線と方針は、朝鮮半島問題の解決と世界の平和保障において大きな意義を持つ歴史的宣言であると明らかにした。

思考と判断が正しいならば、誰もが国の統一問題をその主人である朝鮮民族の意思と要求に即して自らの団結した力で解決すべきであるという共和国の立場に共感し、その正当性を認めざるを得ないであろうと指摘した。

しかし、唯一、米国だけはわれわれの当然な要求を正しく受け入れる代わりに、不穏当な主張と好戦的な行動で平和と統一へ向かった歴史の流れをあくまでも阻んでおり、それに追随勢力まで引き入れていると糾弾した。

現事態に関連して9日に招集された共和国政府・政党・団体連席会議では、次のようなわれわれの原則的立場が盛り込まれた公開書簡を米国に送ることにした。

1.米国はこれ以上、そのまま強行されてはいけない対朝鮮敵視政策を廃棄する勇断を下さなければならない。

わが共和国が創建された時からこんにちまで持続している米国の対朝鮮敵視政策は、自分の思想と体制を固守し、自主権と生存権を守るためのわが人民の志向と念願、正義の偉業に対する暴悪非道な挑戦である。

たとえ遅れた感じはするが、米国は自国のためにでも理性的な判断をしなければならず、当初から誤っており、その致命的結果を計算できない反共和国敵視政策の根から大胆に払拭する政治的勇断を下さなければならない。

長い間、自分らの思考と実践を束縛してきた時代錯誤の対朝鮮敵視政策の古びた枠から脱して新しい思考、新しい実践を志向していくことだけがこんにち、米国が行うことができ、歓迎されうる最も賢明な行動になるであろう。

2.情勢緊張の禍根である南朝鮮に対する武力増強策動と北侵戦争演習を直ちに中止し、朝鮮半島の真の平和と安全を保障するための新しい旅程に入らなければならない。

世紀を継いできた歴史の対決において政治的・軍事的に、精神的・道徳的に勝利し、強者の月桂冠を獲得したのは米国ではなく、わが共和国である。

わが共和国に対する孤立と封鎖、軍事的圧迫と戦争の挑発に総力を上げ、いわゆる「崩壊」を分々秒々待ち焦がれてきた米国は、こんにちになって自分らがどんなに無知で愚かだったのかを改めて悟っているであろう。

核を持った相手との解決法は、米国自らが出さなければならない。

誤って選んだ場所で、誤って選んだ時間に、誤って選んだ対象と誤った戦争を行ったという敗戦将軍の苦い告白に盛り込まれている歴史の教訓をかみしめて、機会が消え去る前にわれわれの正当な平和的発起と提案を虚心に受け入れるべきであろう。

3.米国はわが民族内部問題に介入して対決を助長し、自主的統一を阻む愚かな行為をこれ以上、してはいけない。

わが国の統一問題において基本障害は、民族内部に介入して北南間の敵対と対決をあおり立て、緊張を激化させている米国である。

朝鮮民族の運命問題、統一問題解決の基準とものさしは、あくまでもわが民族自身の念願と志向、要求であり、これに米国は何の関係も、介入する権利もない。

世界の面前で断固たる懲罰を受け、恥ずかしく追い出されるか、でなければ朝鮮問題から手を引いて「アメリカ紳士」らしく自ら引き下がるか。

米国は、わが民族の厳かな問いの前に明白な回答をすべきである。

自主と平和、和解と団結、統一と繁栄に向かって前進する民族史の力強い流れをこれ以上、阻んではならず、一握りもならない親米手先らを駆り出してわが民族を離間させ、対決を助長する愚かな行為を止めなければならない。

米国に送るわれわれの警告が決して、空言ではないということを歴史と時間がはっきりと証明するであろう。

われわれはこの機会に、米国の良心あり、知覚のある各階層の人士らと広範な人民が朝鮮民主主義人民共和国の公明正大かつ平和愛好的で、真心こもったアピールに積極的に呼応するとの期待を表明する。

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