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同社は2003年、北朝鮮の文化省との合弁で設立された。ホームページでは「経済改革が進みつつある北朝鮮において、投資家にビジネスチャンスを提供する」とし、北朝鮮政府との直接のコネがあるとうたっているが、事業内容の詳細は明らかになっていない。

数少ない「実績」の一つがハナ電子の設立だ。DVDプレイヤーやカラオケ機器の製造、販売を行う企業で、2011年当時の従業員数は230人だったが、投資額や売上などはわかっていない。

ところが、昨年9月に突然「相手との妥協できない意見の差」により、合弁を解消することにしたと宣言した。

英国の「ガーディアン」の報道によると、フェニックス社のCEOを務める英国人のナイジェル・コーウィ氏は、1995年に北朝鮮初の外国系銀行、大同信用銀行(DCB)の総支配人とCEOに就任した。