ポーランド国家労働検査局(PIP)のヤロスラフ・ツィホン氏によると、北朝鮮労働者が勤務している377ヶ所を調査した所、77ヶ所で違法状態が発見された。
しかし、ワルシャワの移民局の担当者は「違法状態を把握していない」と述べるに留まった。また、北朝鮮労働者に発行した労働ビザの数を1972件だと明らかにしつつも「職員のミスで韓国人と北朝鮮人が混じってしまい、実際に北朝鮮人に発行された数はわからない」と述べた。労働者の数を少なめに見せたい意図をうかがわせる。
ARMEX社のコヴァルスカ社長は、VICEの取材に対して「そのような事実は知らない」「嘘だ」「誰がそんなことを言ったのか」などと、法律違反、人権侵害を否定する
EUも消極的
また同時に、資金が朝鮮労働党に流れていることを知っていると語った一方で「我々は政治には興味がない」と、北朝鮮労働者の受け入れに対する道義的責任を否定した。