米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ある住民は「戦闘(70日戦闘)で始まり、戦闘(200日戦闘)でおわる1年」「人民の我慢にも限界がある」と怒りを露わにする。同様の声は、幹部の間からも聞こえてくるという。
そもそも、70日戦闘においても、北朝鮮当局が喧伝するような目立った成果はないという。
党大会に向けて無理に工事を進めた白頭山英雄青年3号発電所は、完成からわずか10日で水漏れを起こし、ダムの止水壁が一部崩壊した。白頭山観光鉄道でも、無理な工事で労災事故が多発、多くの死者を出したが、結局党大会には間に合わなかった。
これでは、金正恩氏が提唱する「全人民の科学技術人材化」も「経済強国の建設」も、実現は遠のくばかりだ。