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また、上海の徐家匯の北朝鮮レストランが、23日のディナー営業を中止したと伝えた。北朝鮮レストランのウェイトレスのなかには、その容姿端麗さで、韓国の若者たちの間でアイドル並みの人気を博している例もある。こうした女性たちが、脱北されては困ると北朝鮮当局も警戒を強めて営業を中止したのかもしれない。

(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

こうした表に出る脱北事件の裏で、脱北を試みるも、国家安全保衛部(秘密警察)に逮捕され、連れ戻される事件が発生した。

デイリーNK内部情報筋によると、北朝鮮の北東部、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の会寧(フェリョン)で市内在住の3家族、15人前後が、国境を流れる豆満江を渡り、集団で脱北。しかし、中国側に派遣された保衛部逮捕組に発見され、あっという間に北朝鮮に連れ戻されてしまった。保衛部は、3家族を脱北させたブローカーの割り出しにも全力を上げている。

北朝鮮当局は、朝鮮労働党第7回大会の前後期間を含めた今月2日から10日までを特別警戒週間とし、通常時以上に国境警備を強化していた。電波探知機を搭載した車両で、携帯電話の通話を探知するほどだった。こうした大きな政治イベントの前後には、国境警備が疎かになる傾向があるが、今回ばかりは、3家族の脱北は失敗に終わった。

気になるのは、3家族の今後である。