人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

農村の人手不足は、延辺の深刻な「離農現象」による。現地の朝鮮族は、より良い収入を求めて、北京、上海、深センなどの国内の大都市、そして韓国まで出稼ぎに行く。農村に残っているのは老人と子どもたちばかり。

こうした事情から、「よく働く」(情報筋)と評判のいい北朝鮮人を雇う。脱北者を取り締まる現地の公安当局も、農家の事情がわかっているため、この時期に関しては黙認する。また、北朝鮮では、党大会が終わり、国境警備が緩くなったことで、脱北がしやすくなっている。

ブローカーは、北朝鮮の国境警備隊員にワイロをつかませて、脱北を黙認させる。現在の相場は、1人あたり中国人民元で2000元(約3万3000円)だ。対象者を北朝鮮から連れだすのに成功すれば、農家に連れて行くという流れだ。