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また、延吉駅、延吉西駅、丹東駅、瀋陽空港と丹東を結ぶバスが発着するバスターミナルなどにも張り込み要員がいることが考えられる。

さらに、韓国人客の多いレストランや、ホテルも監視している。中国では、ホテルのチェックインの際にパスポートの提示が義務付けられているため、フロントを覗き見ていれば、国籍などの個人情報を把握するのも難しくはない。

「拉致組」はこのようにして狙いを定めた上で、対象と接触し、調査を進める。

別の情報筋によると、保衛部は「宣教師は(北朝鮮の人間に)カネやモノを渡そうとするので受け取れ」「いつ、どこで会ったかを報告せよ」との指令を出している。

殺人事件も

こうして対象の動向や個人情報を探り、2~3年をかけて完全に把握した上で、拉致を実行する。

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