一部の人々が、党大会への不満をスローガンやポスターなどの宣伝物にぶつけ、破壊事件が起こる可能性があるからだ。
(参考記事:「金正恩バンザイ」のスローガンが消え去る日…中朝国境最新レポート)金日成・正日氏の銅像はいうまでもなく、プロパガンダポスターやスローガンに対する破壊事件が発生すれば、真っ先に反体制勢力の仕業と疑われる。そして、責任を問われるのは、現場や末端の治安機関。そうしたことを未然にふせぐため、さっさと撤去したと見られる。そうでなくとも、大会初日には、行政機関に対する放火テロ事件も発生していた。 (参考記事:北朝鮮で放火テロ、国民の怒りが爆発か)
治安機関が緊張感を高める一方で、庶民たちは、大会で改革開放路線が示されなかったことで、不満もさることながら「改革・開放への期待はやっぱり夢だったか…」と落胆。なかには、「70日戦闘では70日間苦労したが、今回示された経済発展5ヵ年戦略では5年も苦労するはめになる」と嘆く声もある。
金正恩氏は、党大会を通じて忠誠心を高め、体制をより強固にしようと目論んでいたようだが、どうやら逆効果になっているようだ。
