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最も広く使われているのが「オルム」「ピンドゥ」(いずれも氷の意味)と言われるメタンフェタミン、すなわち覚せい剤だ。薬物使用の危険性に関する教育が行われておらず、青少年の間でも蔓延している実態がある。

(参考記事:北朝鮮で「違法薬物との戦い」…キャンパスに広がる覚せい剤汚染

覚せい剤の罠には、とりわけ富裕層の青少年がはまるケースが多いが、朝鮮労働党の幹部や富裕層の間では、風邪予防程度のクスリととらえられている。それどころか、「ダイエット目的」で覚せい剤を使用する女性が急増しているという驚くべき情報もある。

(参考記事:北朝鮮女性の間で「覚せい剤ダイエット」が流行中

覚せい剤の価格は、4月15日以前は1グラムあたり中国人民元で50元(約824円)だったが、最近は、200元(約3296円)まで高騰。これは、咸興(ハムン)や順川(スンチョン)発の流通ルートが、特別警戒で遮断されたことによる。