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現在第10軍団は、恵山(ヘサン)市、普天(ポチョン)郡大鎮坪(テジンピョン)労働者区、甲山(カプサン)郡、雲興(ウヌン)郡に駐屯する4つの教導師団からなり、主力は予備役軍人だ。現役兵は軍団直属の1個火繩銃(赤外線熱追跡対空ミサイル)大隊、82高射砲連隊、高射銃大隊、通信大隊、兵器修理所だけに配属されているに過ぎない。

しかし、両江道の兵力が決して少ないとはいえない。

現在両江道には、第10軍団以外にも、白岩(ペガム)郡にレーダー部隊、三池淵(サムジヨン)郡興渓水(フンゲス)労働者区にレーダー・対空ミサイル部隊と護衛司令部の部隊、金亨稷(キム・ヒョンジク)郡に中距離ミサイル部隊、甲山郡に第43狙撃旅団、恵山市に第8総局(軍需動員総局)旅団、両江道の国境警備旅団などが駐屯しており、「民間人より軍隊の方が多い」「新たに兵士が1万人もやって来れば、ただでさえ苦しい庶民の食糧事情に悪影響が出ないか」と地元住民は不満をこぼすほどだ。