中朝貿易最大の拠点である中国・丹東市で、韓国企業が多数参加する見本市が開催されると韓国メディアが報じた。

遼寧省貿易促進会と丹東市政府によると、来月9日から13日まで、丹東市の国門湾広場で「第1回中韓国際博覧会」が開催される。見本市には、100社を超える韓国企業や、中国、ロシア、日本、台湾、インド、南アフリカなど20カ国の2000の企業が参加する予定だ。

丹東市の関係者は聯合ニュースの取材に「対北朝鮮制裁が今後も続くことが予想されるため、韓国を貿易パートナーとして選び、交流を拡大する」「見本市を契機に、中国、韓国、日本が参加する『丹東自由貿易区』の造成にも力を入れたい」と語った。

実は、国門湾広場は、毎年10月開催される「中朝博覧会」の会場だ。こちらも100近い北朝鮮企業が参加する、大規模見本市。

敷地内には、国境付近の住民が自由に商売できる「丹東国門湾互市貿易区」が昨年10月に開設されたが、北朝鮮の核実験、ミサイル実験に対する経済制裁の強化で、閑古鳥が鳴いている状況だ。

こうした場所で、韓国企業の見本市が行われる裏には、中国政府、そして地方政府が、貿易相手国を韓国へ徐々にシフトしようという狙いに加え、北朝鮮に対する当てつけの意味もあると見られる。

ある丹東市民は、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に「韓国と北朝鮮の経済力や商品を比較できるいいチャンス」「すべての面で発展した国が参加する見本市なので、『中朝博覧会』とは次元が違う」と述べた。

中国の貿易業者は「北朝鮮のお膝元で、北朝鮮が最も嫌う韓国製品の見本市を行うことを中国政府が認めたことで、核とミサイル実験をいかに不快に思っているかがわかる」と述べた。

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