警戒態勢で、最も悪影響を受けているのは、商売をしている人々だ。市外や他地方に出かけるなどの外回りなどで、どうしても帰宅が遅くなる。疲れた体を引きずってようやく家の前にたどり着いたと思ったら、帰宅確認が待っている。それが、終わらなければ家にも入れず、不満が続出していることは言うまでもない。
警備は、当局が指示を出し、住民が交代で行っている。人民班の班長は、住民を2つのグループに分けて、昼間は主に老人、夜間は働き盛りの男性に警戒に当たらせている。それに加えて保安員(警察官)が随時パトロールを行っている。
警戒態勢下で、住民ですら家に入れないケースがあるが、訪問客となればなおさらだ。