5月6日から始まる朝鮮労働党第7回大会に向けて、北朝鮮が核実験を行うのではないかという見方が強まりつつあったが、先週末を境にして、否定的な見方も出てきた。
米ジョンズホプキンス大の北朝鮮専門サイト「38ノース」は、先月28日に撮影された衛星写真を分析した結果、「低いレベルの活動が続いているが、様々な状況を総合すると、単なるメンテナンスなのか、核実験が近づきつつあるのか見極めるのは難しい」と報じた。
過去3回の核実験が行われた北側の坑道には、2台の車両とトレーラー、複数台の鉱物運搬用のトロッコが見え、北側と西側の坑道には少量の廃石が見られるものの、それ以外の動きは観測されていない。
「抜き打ち」も可能
また、人員の姿は見えるものの、作業は行っておらず、サッカーを行っていると思しき姿がとらえられた。