北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は30日、「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル16」などの米韓合同軍事演習が、史上最悪の軍事的挑発と指摘しながら「核には核で立ち向かうのが、われわれの自衛的対応」と、核実験の強行を匂わす談話を発表。朝鮮中央通信が同日、配信した。

談話は、「米国が今回の合同軍事演習を行いながら『防御的』という看板さえ投げ捨てて侵略と先制攻撃企図を公然とあらわにしたのは、われわれに対する明白な宣戦布告となる」としながら、「敵が仕掛けてくる侵略戦争に正義の戦争で、核戦争の威嚇に核抑止力の強化で応えるわれわれの気質は、今後も変わらないであろう」と、核開発を継続する意思を鮮明にした。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人核には核で立ち向かうのが共和国の自衛的対応の中枢

【平壌4月30日発朝鮮中央通信】共和国外務省のスポークスマンは30日の談話で、米国が南朝鮮のかいらいと共に共和国の面前で50余日間にわたって行った「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル16」合同軍事演習は朝鮮半島に核と核が衝突する一触即発の戦争の危険をもたらした史上最悪の軍事的挑発であると糾弾した。

談話は、今回の戦争演習は共和国を物理的に除去しようとする米国の企図と策動が極度に危険な境地に至った最大の敵対行為だとし、次のように強調した。

米国が今回の合同軍事演習を行いながら「防御的」という看板さえ投げ捨てて侵略と先制攻撃企図を公然とあらわにしたのは、われわれに対する明白な宣戦布告となる。

われわれは敵の宣戦布告を避けず、それに自衛的措置で正々堂々と対応した。 核には核で立ち向かうのが、われわれの自衛的対応の中枢である。

われわれが敵対勢力の宣戦布告と威嚇行為に自衛的措置で対応するのは、国連憲章にも明示されている主権国家の合法的権利として、国連安保理もこの権利を絶対に侵害することはできない。

米国はわが共和国に反対する露骨な軍事的敵対行為、威嚇行為に出ることによって、われわれの「自主権を尊重して平和的に共存」し、「核または通常武器で朝鮮民主主義人民共和国を攻撃したり侵攻したりする意思がない」と確約した9・19共同声明の根幹を自分の手で完全に壊してしまった。

これで、9・19共同声明は最終的に死滅した。

米国は、これ以上われわれにいわゆる「公約順守」だの、何のと言える法律的基礎も、道徳的名分も完全に失った。

敵が仕掛けてくる侵略戦争に正義の戦争で、核戦争の威嚇に核抑止力の強化で応えるわれわれの気質は、今後も変わらないであろう。

敵の戦争演習が行われるたびに、われわれの核攻撃能力は飛躍的に強化されるであろう。---

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