北朝鮮の金正恩第1書記が、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を現地で指導した。朝鮮中央通信が伝えた。

SLBM試験発射を現地指導した金正恩氏(2016年4月24日付労働新聞より)
SLBM試験発射を現地指導した金正恩氏(2016年4月24日付労働新聞より)

飛行制御など検証

実験の日時や場所は明かされていないが、韓国軍は23日、日本海上でのミサイル発射を捕捉している。

同通信は、今回の実験では新たに開発された固体燃料エンジンの性能や飛行制御、弾頭の動作が検証され、「水中攻撃作戦の実現のための要求条件を十分に満たした」としている。

SLBMの試験発射(2016年4月24日付労働新聞より)
SLBMの試験発射(2016年4月24日付労働新聞より)

また、金正恩氏はこれを受けて、いつでも米国の「後頭部」に痛撃を与えられるようになったとして、満足を示したという。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩元帥が戦略潜水艦の弾道ミサイル水中試射を指導

【平壌4月24日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官である金正恩元帥が、戦略潜水艦の弾道ミサイル水中試射を現地で指導した。

金正恩元帥は監視所で水中発射計画を聴取し、戦略潜水艦の弾道ミサイル水中試射を行うことに関する命令を下した。

元帥の発射命令が下達される即時、潜水艦には戦闘警報が響き、潜水艦は最大発射深度まで迅速に沈下してせん滅の弾道ミサイルを発射した。

最大発射深度での弾道ミサイル冷発射システムの安全性と新たに開発した大出力固体エンジンを利用した弾道ミサイルの垂直飛行態勢での飛行動力学的特性、階段熱分離の信頼性、設定された高度で戦闘部核起爆装置の動作正確性の確証を得ることを目的として行われた今回の試射を通じて、朝鮮式水中発射システムの信頼性の完全な確証が得られて強固化され、すべての技術的指標がチュチェの水中攻撃作戦の実現のための要求条件を十分に満たした。

金正恩元帥は、党中央の戦略的企図に即してチュチェ朝鮮の強力な核攻撃のもう一つの手段を持つことになったとたいへん満足し、戦略潜水艦での弾道ミサイル水中発射技術をより高い水準で立派に完成した国防科学部門と軍需工場の幹部、科学者、技術者の偉勲を高く評価した。

金正恩元帥は、今回の試射の大成功によってわが海軍の水中作戦能力が非常に強化されたとし、今や南朝鮮のかいらいと米帝の後頭部にいつでも決心した通りに敵撃滅の攻撃を加えられるようになったと述べた。

金正恩元帥は、この驚異的な成果は国防科学者、技術者が金日成主席と金正日総書記、母なる朝鮮労働党に送るもう一つの高貴な勤労の贈物になると語った。

われわれの頼もしい国防科学者、技術者が核には核で立ち向かうというわが党の戦略的企図を科学的実践で支えるべきだ、わが党が決心さえすればいつにでも米帝と南朝鮮のかいらい逆賊に核打撃を加えられるように核戦力強化の歩みを促すべきだ、と強調した。

金正恩元帥は、試射に参加した国防科学者、海軍将兵と共に成功の日を祝って意義深い記念写真を撮った。---

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