これから、北朝鮮とイランの関係に注目が集まることになるかもしれない。次期在韓米軍司令官のブルックス氏は、19日に行われた米上院軍事委の公聴会で、北朝鮮とイランのミサイル開発協力について「世界にとって極めて危険だ」と述べた。その同じ日、下院で開かれたセミナーではイスラエルのミサイル専門家が、北朝鮮がイランのミサイル技術を直接・間接的に導入していると指摘。それをボイス・オブ・アメリカ(VOA)の韓国語版が報じている。
(参考記事:「北朝鮮のミサイルにイランの技術」イスラエルの専門家)知ってのとおり、イスラエルとイランは敵対関係にある。また、核開発問題で妥結に至ったものの、米国の保守政界などにはイランに対して厳しい見方を維持する向きも多い。それに、VOAは米政府系のメディアだ。ここへきて北朝鮮とイランの関係がクローズアップされる裏には、何らかの意図があるような気もする。
とはいえ、北朝鮮とイランが軍事的に密接なつながりを持ってきたのは事実だ。