タンザニア当局の抜き打ち検査に北朝鮮クリニックの関係者は、激しく動揺し、「タンザニア革命党(※与党)と共同で運営している」と主張しながら強く反発した。
キグァンガラ次官は、北朝鮮の反発に対して「革命党には確認した結果、そのような事実はないとの回答を得た。仮にそうだったとしても、違法行為が明らかになった以上、即時閉鎖措置を行う」と、毅然と対処。その場でクリニックの閉鎖命令を発したという。
さらに次官は「クリニックは違法な医薬品を患者に処方し、タンザニアの公衆衛生を脅かしている」と非難した。
同国保健省の関係者は、謎の医療機器や、名前や成分が表示されていない医薬品を使用していることも閉鎖の理由だと述べた上で、残りの11の北朝鮮クリニックに対しても、徹底した調査を行う方針を示した。