中国浙江省寧波市の北朝鮮レストランから集団脱北した支配人と従業員ら13人は、朝鮮労働党や行政機関の幹部を親に持つエリート家庭の出身者たちであると、平壌に住むデイリーNKの内部情報筋が知らせてきた。

情報筋は11日、デイリーNKの電話取材に対し、「13人は対外奉仕総局の傘下にある柳京(リュギョン)ホテルの所属で、党や行政機関の幹部の子女だ。党への上納金のほか、柳京ホテルを完成させるのに必要な外貨獲得のため、海外で数年にわたり働いてきた」と話した。

柳京ホテルは1987年に着工した高さ330メートル・105階(地上101階・地下4階)建ての超高層ホテルで、当初は1992年の完成を予定していたものの、フランス資本の撤退を受けて工事が中断。長らく放置され、巨大な「幽霊ホテル」と化していた。

2008年になって工事が再開され、外観は整えられたが、今なお完工には至っていない。

「無事では済まない」

情報筋はまた、「(従業員らの)商売はしばらくは上手く言っていたが、今回の経済制裁を受けて急激に苦境に陥ったようだ」と説明。さらに、次のように続けた。