北朝鮮で行われている拷問には、殴打や体をぶら下げるもの、体を固定して動けなくするもの、窒息などがあるが、中でも最も頻繁に行われているのが、殴打と固定姿勢の維持だ。
体を動けなくする拷問の中で最も頻繁に行われているのがハト拷問で、両手と両足を後ろに縛って長時間ぶらさげておくものだ。そうすると、胸の骨が下に傾き、肌を突き刺すような痛みが生じるという。
また明け方5時に起こして、両手を膝の上にのせたまま夜10時まで正座させたり、あぐらをかいたまま両手を前に伸ばし、長時間その姿勢を続けさせる拷問もあるという。